1908年、アメリカ出身のジョージ・ネルソンは建築家兼グラフィックデザイナー。その才能は多岐にわたり、著者や教師、インテリア・プランナー、プロダクトデザイナーなど、幅広い分野で活躍してきました。ジョージは芸術学を学んだあと建築分野で功績が認められ、建築フォーラムの編集スタッフとして働きました。最終的にハーマンミラー社との共同作業により功績をあげ、時計や家具の名作を多数のこしています。
代表的なのはポップで個性的なデザインが魅力の「マシュマロチェア」。既製品のスツールの座面を利用した「マシュマロチェア」はその見た目から多くの注目を集めました。シングルカラーとバイカラ―があり、好みによって選べるのも魅力的です。また、アメリカンミッドセンチュリーデザインを代表する20世紀のアイコン的デザイン「ココナッツチェア」は、ココナッツを割った殻のようなデザインが特徴で、人が自由なポジションに座れるように考えられた設計も魅力です。ほかに、どこか和テイストをも感じさせる斬新なデザインの「ネルソンプラットフォームベンチ」やシンプルなデザインが際立つ「ネルソンエンドテーブル」など、個性的な名作を数々発表しています。