エーロ・サーリネンは1910年フィンランド生まれのデザイナー。ニューヨークケネディー空港TWAターミナルを設計するなど、アメリカのミッドセンチュリー期に多大な影響を与えたデザイナーの一人と言われています。エーロ・サーリネンは建築家の父を持ち、アメリカイェール大学で建築を学びました。卒業後は父親の建築事務所で働く傍ら、クランブルック美術アカデミーで教鞭を執ります。1940年には同校の研究員だった同僚のチャールズ・イームズとともに「オーガニックチェア」を発表しました。
1958年にデザインした「チューリップチェア」は、数ある同名のチェアの中で最も有名と言っても過言ではありません。FRPシェルとファブリックもしくは、レザーのシートパッドで座り心地は抜群で、ダイニングチェアやデスクチェアなどさまざまなスペースで利用することができます。また、有機的なデザインが特徴の「ウームチェア」は包み込まれるようなデザインと使用感が魅力の作品。「ウームオットマン」と合わせて使うと快適性がさらに増します。椅子のほかにも「チューリップダイニングテーブル」や「チューリップコーヒーテーブル」「オーバルダイニングテーブル」など、テーブルデザインにも注力しています。