多彩なイサム・ノグチの家具は芸術品！
曲線美と非対称の美しい世界
彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家と多彩な肩書を持つ「イサム・ノグチ」の家具はそれらの多様な芸術性が交錯するアート作品とも呼べるものです。「イサム・ノグチ」によって作られたソファやテーブルの形にはそれほどまでに大きなインパクトがあります。
アメリカ合衆国ロサンゼルスに生まれ、父親が日本人、母親がアメリカ人の日系アメリカ人「イサム・ノグチ」は、20世紀を代表する彫刻家と言われた人物です。アメリカで彫刻を学び、その後インテリアデザイン、照明、北大路魯山人には陶芸を学んだことがあるという多彩かつ異彩な経歴を持っています。まさに「イサム・ノグチ」という彫刻家自身に不思議な魅力があると言えます。
庭や公園などの造園や作庭、舞台芸術まで手掛け、多方面の芸術に触れている彼ならではの製作と言える家具たち。そうした芸術の枠を超えた美しさの探求、アーティスティックと言われるソファとテーブルが「イサム・ノグチ」の世界です。
彫刻のような美しいフォルムであり、作庭のように配置しても絵になるソファやテーブルはとても面白い魅力を備えています。まさにそこには「イサム・ノグチ」独特の世界が広がっています。
滑らかなライン、非対称が特徴の「フリーフォームソファ」
「フリーフォームソファ」の魅力
角がない美しい曲線美
河原にある磨かれた小石のように角がない美しい曲線美が特徴の「フリーフォームソファ」です。まさに自由な発想で作られたソファではないでしょうか。形が対称でないといけないなどという既成概念に捉われない自由なソファです。こんなソファに座ったならば心も解き放たれて寛ぎながら自由な空間を楽しむことができるのではないでしょうか。
本来彫刻家である「イサム・ノグチ」は造園家・作庭家としても活躍するわけですが、彼が製作した「フリーフォームソファ」は、河原に小石が配置されたかのような姿をしています。
非対称の何とも言えない美しさ
このソファの曲線のラインは、非対称で何とも言えない美しさを誇っています。まさに直線を一切使わないのが特徴的な「フリーフォームソファ」です。曲線でできた「フリーフォームソファ」は、人がどこに座ってもきっと居心地のいいものにしてくれます。
「フリーフォームソファ」を横から見ると小舟のようでもあり、そのラインの美しさは人を心地よく迎え入れ、自由に座って安らげる滑らかなラインとなっています。
ソファの生地もマイクロファイバーの細かな繊維素材にこだわった触り心地です。座っても手で触ってもその心地よさはパーフェクトなものと言えるのではないでしょうか。
どう置いても自由な芸術的オブジェのソファ
上から見てもこんな感じで美しさを感じさせるソファです。彫刻で削り磨かれたかのような見事なフォルムのソファが出来上がっています。実際はもっと大きなものですが、日本用に小さくした「フリーフォームソファ」が作られています。これを部屋に置くとアート作品が部屋にあると思えるようなものです。座りながらゆったりと鑑賞して頂けたら最高です。
オットマンと一緒に置いてまさに河原の小石のようなデザインを存分に楽しんでみませんか。部屋のソファで自然を感じるような気分が味わえます。意外なことにこんなに個性的でアーティスティックなデザインであるにも関わらず「イサム・ノグチ」の家具はどんな部屋の空間にも合います。
それは何故でしょうか。そこが「イサム・ノグチ」の家具の魅力なのですが、独創的でありながら実は自然なフォルムをアートにしているからだと言えます。
意外と私達の周りにあふれる自然のものは非対称の物が沢山で、またそれらは自然な美しい曲線を描くものが多くあります。その自然な造形の美しさをアートにしたのが「イサム・ノグチ」のデザインと言えます。恐らくそれゆえにどんな空間にも馴染む魅力を備えているのでしょう。
60年経っても古びない斬新なデザイン「ノグチテーブル」
「ノグチテーブル」の魅力
ガラスと木材で追及された曲線と非対称の美
一見してこのテーブルが60年前に製作されたデザインとは誰も感じないでしょう。またガラスと木材でこの滑らかな形が作られているというのにもとても驚きを感じます。
まるでオブジェのようなテーブルはその名も「ノグチテーブル」と呼ばれるオリジナリティあふれるものです。
角の丸い強化ガラス、脚も硬くて耐久性がある無垢アッシュ材を使って作りあげられています。そんなとても硬い素材でつくり上げられているにもかかわらず、硬いイメージとは相反して究極の滑らかな曲線美を誇るテーブルです。
脚の形は互いの形を非対称にひっくり返したようなデザインで、まさに彫刻家「イサム・ノグチ」らしいデザインとなっています。非対称の曲線で支える脚はオブジェとしても鑑賞でき、優雅さと力強さを兼ね備えているように見えます。
脚の木目の美しさを味わう和の心を持つテーブル
また、このテーブルは、和の心を持つテーブルとも言われています。実は妹へ贈ったと言われるこのテーブルには日系アメリカ人「イサム・ノグチ」のこだわりが詰まったものです。
例えばどのラインも彼の特徴的な非対称な曲線であるということ、そして脚には日本人が好きな無垢アッシュ材を使って木目の美しさも表現しています。その辺が和の心を持つテーブルと言われ、日本の家や和室にも合うものとなっています。脚部はブラックとウォルナットの色から選べ、インテリアなどにも合わせることができます。
また、「ノグチテーブル」は、どんなソファとも合わせられるデザインと素材も魅力です。リビングや一人暮らしの部屋にも合う2サイズの展開がなされていて、それぞれのライフスタイルや部屋の空間による多彩な楽しみ方ができます。芸術的なテーブルなのにどんな部屋にも馴染むという不思議な魅力を持っています。
らせん状のワイヤーが作る「サイクロンテーブル」の美
「サイクロンテーブル」の魅力
美しいらせん状に絡み合う脚
デザイナーズ家具ではラウンドテーブルは珍しいと言われていますが、「イサム・ノグチ」の作品には「サイクロンテーブル」という丸いテーブルがあります。美しいらせん状に絡み合う脚と天板、そして台座の美しいコラボレーションを楽しんでほしいテーブルです。
美しく支えるワイヤーの脚
繊細なワイヤーが絡み合いながらテーブルの脚となっているのが特徴です。細いワイヤーですが、絡み合うことで強度を増しテーブルを支えています。美しいラインを描きながららせん状となった個性的な脚のフォルムを作り出しています。
「サイクロン」の名前に表現されるような台風の風が巻いたような流れと動きをデザインから感じさせるテーブルではないでしょうか。細いワイヤーの脚をしっかりと支えている重厚な台座までも美しさを損なわないデザイン構造です。
台座から絡み合うワイヤーの脚、そして美しい木の天板まで「サイクロン」という名前のまさしく一つのオブジェとして完成されているテーブルです。
「サイクロンテーブル」はまたどんなデザイン性の高い椅子と組み合わせても美しいのが特色です。様々な色、デザインタイプの椅子とも合わせやすい魅力があります。
そして、どんな椅子を合わせてもそこには「サイクロンテーブル」が主張する世界が広がります。デザイン性のある椅子にも負けていない芸術性があります。
こちらのテーブルもダイニングテーブルとカフェテーブルの2サイズ展開となっていますので、様々なスタイルで楽しんでもらうことができます。多くの人に味わってもらいたい美しき「イサム・ノグチ」テーブルの芸術的な世界は、どんな空間にも馴染むラインをかたどっていると言えます。
