アルネ・ヤコブセン アルネ・ヤコブセン

優雅に包み込まれるアルネ・ヤコブセンの椅子

デンマークに生まれた「アルネ・ヤコブセン」は、デンマークの有名な建築家であり、デザイナーです。今や人気の高い北欧デザインと言えば、シンプルで色もデザインも柔らかな優しいイメージの物が多いイメージですが、そんな北欧デザインの方向性を示したのが「アルネ・ヤコブセン」のデザインとでもあります。

「機能や、合理性を追求しながら、どこかに自然の温もりが感じられる。」という北欧デザイン。北欧の厳しい寒さの自然環境の中、心温まる温もりを感じさせてくれるのが北欧デザインの魅力ではないでしょうか。

「アルネ・ヤコブセン」がデザインした椅子は、シンプルな中にも機能性を持ったデザインが多く、沢山の曲線を使いながら、人を包み込むような座り心地を実現しています。

彼の椅子はどうしてそんなにも人を満足させるのでしょうか。彼の椅子にびっしりと詰まったこだわりを紐解いてみます。

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600万本も世界で愛された「セブンチェア」

「セブンチェア」の魅力

人に優しいシンプルなデザイン

1955年に設計された椅子ですが、世界中でこんなに愛されている椅子はあるでしょうか。600万本以上を販売している「セブンチェア」は座と背の一体成型のシンプルな美しいラインが象徴的な椅子です。「人に優しいデザイン」と言われる椅子は、このシンプルな美しさが世界中の多くの人を魅了してやみません。多くのデザインが曲線で出来ているという柔らかなフォルムの椅子は優しい美しさを私達に印象づけます。

「アルネ・ヤコブセン」の椅子はデザインがシンプルで、この柔らかな曲線が大きな特徴と言えます。そしてその優しい曲線にこそ建築家「アルネ・ヤコブセン」の徹底したこだわりが詰まっています。

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シンプルな白い壁へのこだわりを感じる「アントチェア」

「アントチェア」の逸話

シンプルな白の美しさ

建築家「アルネ・ヤコブセン」は、幼い頃、華やかなビクトリア様式の家具に囲まれて育ちましたが、ある日、そんな自分の部屋の壁を真っ白に塗り替えてしまったそうです。シンプルな白の美しさを幼少期に既に好んでいたという「アルネ・ヤコブセン」の逸話があります。

そして建築家となった彼が様々な設計をする中で、1952年に家具のデザインをしたのが「アント(蟻)チェア」です。蟻の形に見えるそのチェアは、滑らかな曲線が特徴の独創的な形をしています。「アント(蟻)チェア」を筆頭に彼は、シンプルですが、個性的なデザインの椅子を多く設計しています。「セブンチェア」「エッグチェア」「スワンチェア」と有名な椅子を次々と作り出しています。

それら全ての椅子には子どもの頃のシンプルな白い壁へのこだわりと同じ思いが貫かれているようにも感じます。一体成型のシンプルなデザイン、そこに描かれる滑らかな曲線、シンプルだからこそ美しく見える曲線のラインが存在しています。

座と背の一体成型や多くのラインを柔らかな曲線でデザインした「アント(蟻)チェア」を始めとした椅子からは、体を優しく包むという彼の椅子へのこだわりを感じることができます。

アルネ・ヤコブセン アントチェア

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包み込みながら優雅な空間を作り出す「エッグチェア」

「エッグチェア」のこだわり

建築家として、デザイナーとして

「アルネ・ヤコブセン」は1956年に竣工したデンマーク国内初の高層ビル「SASロイヤルホテル(現・ラディソンブルーロイヤルホテル)」を手掛けています。そこでなんと建物の設計からインテリアデザイン、照明、建物内のドアノブや椅子、食器類まで全てを一貫したデザインにするというこだわった設計に取り組んでいます。

建築家でありながら、デザイナーとして、人を包み込む建物にこだわりながら同時に、その建物の中でさらに人を優しく包む椅子に並々ならぬ思いを込めた「アルネ・ヤコブセン」です。全ての物に徹底的なこだわりを持った一人の建築家と言えます。

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人が寛ぐ「空間づくり」

彼は、人が寛ぐ「空間づくり」をテーマに「エッグチェア」をデザインしています。ロビーに置かれた「エッグチェア」は、まさに卵のように私達をそっと包み込んで育んでくれる設計がなされています。

考えてみると、「アルネ・ヤコブセン」が作るチェアは、「アント(蟻)」「エッグ」「スワン」など独特の形をとることによって人を優しく包み込むラインのデザインが行われていると言えます。そして、さらに温かな色合い、チェアの素材、質感などにも細かくこだわることによって寛ぎの優雅な空間を作り出すことに努めています。

私達も家の設計やデザイン選びにこだわることは多くありますが、その中の全てを一貫してコーディネートするということはなかなか難しいことです。「アルネ・ヤコブセン」の徹底したこだわりの一つである「エッグチェア」を置いて、彼の寛ぎへのこだわりを体で感じてみてはいかがでしょうか。

「オットマン」との組み合わせでさらに贅沢に

「エッグチェア」の形は、横から見るとまさに卵の殻に包まれたような独特なフォルムです。また「オットマン」を一緒に組み合わせることもでき、よりリラックスした姿勢をとることもできます。座った時の腰の高さと同じ高さのオットマンを一緒に組み合わせると、座り姿勢のままオットマンに足が伸ばせ、ゆったりと寛げます。「エッグチェア」と「オットマン」を組み合わせてさらなる贅沢空間も作ることが可能なようにデザインされています。

カシミヤ生地のチェアと言う贅沢

ファブリックタイプのものは、贅沢に毛足の長いカシミヤ生地でチェアが作られています。このしっかりした厚みとフワッとした感覚が居心地の良さを演出してくれます。フカフカの座り心地にも満足が得られるでしょう。

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白鳥に包まれるような「スワンチェア」

「スワンチェア」のフォルム

白鳥に包まれるように

同じく1958年にデザインした「スワンチェア」は白鳥のように優しく人を包み込んでくれるチェアです。白鳥のようなフォルムは、優雅なデザインと座り心地が人気で、ホテルのラウンジやロビーなどでも多く使われている椅子です。

まさに贅沢な気分を味合わせてくれるデザインと言えます。見た目の豪華さ、そして一体成型によって工夫された座り心地など、徹底したこだわりの中から生まれたのが「スワンチェア」のデザインです。肘までサポートして包み込んでくれます。

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色によって様々な表情を見せる
「スワンチェア」「エッグチェア」そして「スワンソファ」

北欧家具の優しい雰囲気

オレンジの「スワンチェア」とレッドの「スワンソファ」

「スワンチェア」には、「スワンソファ」もあり、様々な色合いを楽しめます。色もフォルムもおしゃれで、オレンジの「スワンチェア」とレッドの「スワンソファ」などを合わせて組み合わせることができます。

北欧家具の優しい雰囲気、明るい雰囲気を味合わせてくれるコーディネートは「アルネ・ヤコブセン」の魅力でもあります。色が美しくて曲線が美しいデザインの椅子たち、そこにはシンプルですが芸術的な美しさが存在していると言えます。

オレンジの「スワンチェア」とレッドの「スワンソファ」

優雅な洗練された雰囲気

ブラックレザーの「エッグチェア」と「スワンソファ」

高級感のあるレザーで作られた「エッグチェア」と「スワンソファ」を組み合わせると、さらに優雅な洗練された雰囲気を味わうことができ、レザーのセットもおすすめです。まさに贅沢なアート感覚のチェアとソファのセットではないでしょうか。革だからこそ出る滑らかな曲線の美しさにも魅了されてしまいます。

ブラックレザーの「エッグチェア」と「スワンソファ」

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北欧の優しい色合いにも魅せられて

「アルネ・ヤコブセン」の椅子の沢山の魅力をまとめると、多くの曲線で作られた柔らかなフォルム、そしてそこに実際に座った時の包み込まれるような座り心地、温かくて楽しい色合いなど様々な魅力が挙げられます。北欧らしい優しい沢山の色合いの中から好きな色を選ぶことができるのは大きな魅力の一つでもあります。

アルネ・ヤコブセンの魅力

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